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”精密検査”は大切です。 (コラム)

メンバーが書いたコラムです。

   
 

2005/07/10 Sun

”精密検査”は大切です。

マンションの管理運営をバックアップするNPOが主催する
地震セミナー、業務としても大いに役立つ内容でもあり、
受講してきました。

京都大学の西澤先生による、被害を受けたマンションの
補修方法、これからのマンションの地震への備えなど、
解体→建て替え、という阪神淡路大震災で多く用いられた
手法ではなく、補修→再生という再建のありかたを強く
主張されていました。

このなかで、特に印象に残りましたのは、
被害を受けたマンションを補修する際にまず初めに入念に行うことは、
どこが悪いのか、どう直したらいいのか、診断を行うことである、
とお話されました。
「人も病気を治す際、精密検査をきちんとしてから治療を
するでしょう?胃が悪いのに、脳の手術をされたって、
なんの効果もありません。マンションも同じです、
どの構造部が破損しているのか、同じ被害が起こらないようにするには
どのような補強が必要か、補修を行う前に綿密な調査の必要があります。」と。

この、事前の精密検査、ですが、人の体、マンションの補修に限らず、
何事にもあてはまるものではないかと、印象深かったです。
行政の体質、地域コミュニティ、子育て、高齢者などなどの社会に
数多くある問題、すべて、何が問題なのか、どこをどう直していったらいいのか、
まずよく知る、事前の”精密検査”を十分に行うことから
解決への道しるべができてくるのだろうと思いました。

最後に、2005.7.10付け西日本新聞朝刊に掲載された本セミナーについての
記事をご紹介します。

===以下、記事を転載===

「マンションの防災論議 福岡マンション管理組合連合会」
 福岡マンション管理組合連合会(杉本典夫理事長)は九日、
福岡市中央区で「地震セミナー」を開き、福岡沖地震による
被害補修の問題点や防災対策を論議した。
 同連合会には、福岡、佐賀、長崎県の四百七十四管理組合が加盟しており、
セミナーにはマンション住民ら約百九十人が参加。
杉本理事長は被災状況をスライドで示しながら「地震保険は、多メニュー化
や義務化が必要」と指摘。西沢英和・京都大講師(耐震・保存工学)は今後
の防災対策として、住民間で事前に役割分担や災害時のシミュレーションを
行っておく重要性を強調した。参加者からはマンションの共有部分と専有部
分の被害の区別などについて質問が出た。

 


NOW FOR FUTURE!! は福岡市職員の自主研究グループです。
Produced by NOW FOR FUTURE!! T.M