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「未来の森」:オルタナティブな地域づくりの本のご紹介(過去ログ)

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「未来の森」:オルタナティブな地域づくりの本のご紹介(過去ログ)


 [No.274]「未来の森」:オルタナティブな地域づくりの本のご紹介
NAME: 関根彩子 2007/03/23(Fri)
最近出版された、オルタナティブな地域づくりの本をご紹介したいと思います。
タイトル「未来の森−わたし達はどこから来てどこへ行くのか」
著者 石井とおる

  わが国最大の産業廃棄物が不法投棄事件といわれた豊島事件。住民運動の中心の一人であった著者は、その過程で県議会へ送り込まれ、やがて、地域福祉、医療、公共事業、など地域が直面する問題にひとつひとつ向き合っていく。いくつもの課題に直面し、解決を模索する事例を通して本書は、地域の共同体が果たしてきたかけがえのない役割と、富や資源を際限なく追求する政治経済がそれを壊してきた構造を描き出す。
 ならば私たちは、今を克服し「次世代とともに生きる共同体」を育てよう。表題の「未来の森」 は、森や自然と人間社会との物質代謝で続いてきた地域経済を住民の手に取りしてゆく実践と願いの象徴である。瀬戸内の開発と過疎で疲弊した社会と自然を回復しようと始まった「未来の森トラスト」は、今多くの人々のつながりと、未来に森となる植樹の活動を生んでいる。そして、著者らは、高齢化の一途とたどる過疎の島から、今を克服するオルタナティブとして、地域の文化と自然、そして“つながりの力”に根ざした経済を回復し、担う人をそだてる小さな実験を始める。それが本書の出版元でもある「農事組合法人てしまむら」である。著者は云う。「小さくて地味だけれど、丁寧に地域を見直して何が壊れたかを探りあて、小さな力を紡ぎなおしていく活動が日本中で実践されたならば、この国は必ず変わる」。 
 現場に在るすべての人に希望と確信を与えてくれる一冊。

 入手先:http://www.teshimamura.com/ 定価 830円

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