アミカスフォーラムレポート
「地域コミュニティにおける女性の参画」(2003.9.12)
アミカスホールにて『地域コミュニティーにおける女性の参画』
〜理想の地域をめざして〜の参加報告です。
横浜市の地域活動の拠点、「長屋門公園」の運営に関わるゲストの基調講演。
パネリストによるシンポジウムなど。
●基調講演:「地域コミュニティーの拠点 長屋門から」
清水 靖枝氏(横浜市長屋門公園歴史体験ゾーン事務局長)
市民の手による市民のための市民利用施設『長屋門公園』の建設準備委員会から関わっておられ,施設の特徴,住民の意識改革などについて熱心な講話でした。
横浜市長屋門公園ホームページ
http://www4.ctktv.ne.jp/~kominka/
ボランティア団体が制作されています!!
(感想)
長屋門公園は,キーパーソンの事務局長のもと,住民参加が自然なかたちで形成され,醸成されているところが魅力的である。 この公園は,横浜市が公的施設を住民が運営する形をとった初めてのケースで,その監理運営を地元住民が組織する運営委員会に委託されている。
一般の公園とは違って,歴史体験を基本コンセプトとし,先人の知恵や生活を守り伝えていくスタイルのテーマ型の公園であるが,公園運営のなかで,それを実にうまく活かし成功している。地域住民のためのイベント(月見,寄席,コンサートなど)を開催し,参加しやすい雰囲気づくりがなされている。
行政との関係は,委託形式のため,条例に触れそうなイベント(公園内の酒盛り,子供の1日体験学習(宿泊型),夜のイベントなど)は,行政の関与がもちろんあった。その条例の縛りをひも解いたのは,事務局長の強い「思い」である。行政からの指示がある度,私達の施設なんだからという姿勢で,行政との話し合いがなされているところは,これからの福岡市を見る思いがし,共働のあり方についても考える必要が出てくるのではないだろうか。
おそらく,地域住民が集いやすい「場」づくりには,相当の苦労があったのではないか?その部分は,講演の中で,軽く触れられていた。施設の監理運営という既存の枠におさまらず,まず,地元の老人会へ,公園内で開催するイベントに協力してほしいという呼びかけから始めるが,最初は,数人しか手を挙げなかった。回を重ねる毎に,協力者は段々増えていき,現在は,ボランティアとして自発的な住民参加のしくみができあがっている。ここには,事務局長の「上げ膳据え膳の福祉では老人がダメになる。積極的に老人にも活動してもらい,老人の大切さを訴えていく必要がある。」という理念が見え隠れする。
事務局長は,ほかに中学校PTA会長も歴任されている。子供を愛する温かいお人柄で,また,お会いしたい方の一人である。
※長屋門公園の市民運営施設からのまちづくりの事例についてドキュメントを作成しました。
>>神奈川県横浜市 長屋門公園歴史体験ゾーン 〜市民運営施設からのまちづくり〜(PDF
2,926KB)
●シンポジウム
パネリスト
阿部 サツキ氏(東箱崎公民館館長)
内田 誠也 氏(西区町世話人連絡協議会会長)
古賀 清恵 氏(特定非営利活動法人NPO笑顔代表理事)
仁井山 なおみ氏(市民局コミュニティ推進課長)
印象に残った言葉
・基本は,まず隣組から。近所の声掛け合いから始めよう。
・地域のことは地域でやる。何年もかけて,地道な活動が必要。
・自治会の役員の構成は,男女半々で。
・どうやって若者を自治会へ取り組んでいくかが今後の課題。
例)九大生協との雑談 町費の学生割引制度はどうか?
・地域のリーダー的存在は,兼職が多い。
・行政は関与しない方がよい。駄目な自治会はつぶれる。困るのは住民である。
・ 参加者より→ ・福岡市に来て10年になるが,地域とのつながりができない。
・自治会長兼町世話人している。市の施策は,全く理解できず不安である。
・こうしてくれ,あーしてくれというばかりで,話し合いの場がない。
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